あとさき

ねえ、後悔はなれそめの甘い肉離れを
ねえ、戸惑ったふりをしていたらいいんでしょう?

人飼いは鍋を洗いながら、寄り添えず「あわれ」と泣きじゃくる
そんな朝があった、と

あのとき、手放した 手遅れだ
さかさまを隠して
あとさきがくれた 手をふっては
カタカナをまぶして

言い訳はすんだか

ねえ、空の底あおぐには乾いてしまったかな
ねえ、誰彼も不安だと君が望むこともないのなら

雨ははしゃぎなれて
帰り道、地団駄踏み踊る
そこに嘘があっ…

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