同じ波が寄せて返す 重さが心まで染みる風の向きを変えるため 一歩ずらしてみる
机の上の紙めくる 指先に残る感触昨日も今日も同じ匂い 胸の奥でゆれる影書きかけの言葉たちが 夕暮れの雲に重なるどこまでが今のもので 境界線が溶けてくいつも見続けてため息 叫びたいほどに息が詰まる痺れた足のまま立ち止まって 繰り返すリズムに沈む何も変わらない景色に 一歩ずらせば見えてくる光の粒子がまぶたを照らす 風が違う匂い運ぶ
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