桜の花が今年も咲いた
散りゆくことを、知るため咲いた

知るため咲いた
春風の中で

僕ら時計の針を進めよう
止まる心のカギを開けるため

しびれる指先、祈るようにさ
未来を描いていけるようにね
例え時間が呪いと化して
前を、今向けなくても、

桜の花が今年も咲いた
散りゆくことを、知るため咲いた
桜の花が今年も咲くよ
だから僕らも今はお別れで

歩いていこうよ
忘れないから

季節は廻り時はながれてく
君の言葉を借りるなら奇跡　
　
しびれる指先、描いた未来
呪いがいつしか祝福された

僕の方はさ何度も散って
何度も咲いているんだ

桜の花が今年も咲いた
季節の螺旋、巡り巡ってく

桜の花が何度も散って
泣き笑いして
何度も咲いたよ

生きているんだよ
死んだ君想う

グッバイ、スプリングデイ（小春六花）

ああ泣き出しそう
ああ下らないよ

あの日に熱をさ、くれた君はさ
今熱を失っているんだ
虚構に咲いた花をさ君はさ
愛で続けてる、君じゃないみたい

境界線を越えられればさ
君の心にさ届くのかしら？
歩き続けて夜の帳（とばり）を
笑みを浮かべてさ負けないように

ああ、泣き出しそう
君の哀しい顔には慣れず

ああ、下らないよ
意味のない意味、求め続けた、わ　

あの日熱を失った君はさ
今はなにかに縋る傀儡（くぐつ）だ。

路傍に咲いた花はさ、今もさ
人目も触れず笑う、君のため

境界線を引いてしまえば
こんな哀しくはならないかしら？
歩き疲れて後ろをみても
君の心はさ、もうないかしら？

ああ、泣き出しそう。君の哀しい顔にも慣れた
ああ下らないよ。意味のない今、描き続けてる

ああ、泣き出しそう、君の哀しい顔を忘れた
ああ下らないよ。意味のない今、永久に続くから

哀しい、楽しい、君もさ笑った
あの頃を思い出すだけ、心が揺れる今ではさ
すっかり焦げて焼き切れていく光景をさ見るしかないよ
それしかできず、それすらね、もう面倒くさいんだよ

苦しい？何がさ？自分で決めたろ？
あの頃を思い出すだけ、心に呪（のろ）いが巡るさ
すっかり焦げて焼き切れていく光景をさ見るしかないよ
それしかできず、それすらね、もうどうでもいいんだよ

あの日、熱をくれた君はもういない（小春六花）

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毀れた心を、何度も打ち直すだけ
あなたが、あなたが、くれた今日

積もる気持ち雪のように
春の風に溶けて消えた

笑う君、笑う僕
色とりどりのこの世界
あの時あの日に後悔しないわ
今日に続いた道だから
あの場所あの事、後悔しないわ
明日に続いた糧だから

毀れた心を、何度も打ち直すだけ
あなたが、あなたが、くれた今日

毀れた心を、何度も打ち直すだけ
あなたが、あなたが、くれた今日

毀れた心を、何度も打ち直すだけ
あなたが、あなたが、くれた今日

グッバイ、スプリングデイ（小春六花）

七篠（ナナシノ）