†

タイツの破け目から覗く目と目があった
言葉にしなくとも
みんな飼ってる目だね

それは
お花を一日で咲かせるような　咲かすような
とにかくあまくてずるい話さ


次の駅までいく
こういう時なんの曲聞こうか
まどの外が何色でも
関係なくなってく心地いいね
よくなって　心地いいね

溺れるにも気がすむにも
時間が全然足りない

たぶんすごく疲れる思い出になるんだろうな
それでも
君と門をくぐる今日を　選びたい


溺れるにも気がすむにも
時間が足りない
全然足りない

hatena diary

腑抜けかけた体温を
5度まで下げるそぞろ雨
こよみの穴に見返され
震えている

複雑に殺されてる午後は
死にたがる場合じゃない
ピンクの紙よりも軽い身体が
どうにかなりそう


雨の中走りたいのは
殺伐に　溶く
違う感情
昨日じゃ知らない色だ
ああ　勘違いしそう

電話の奥の
あいつとかわいい声に構ってられない
ホットコーラで飛ばしてよ
100日後まで


イカれた部屋はこわれてる
コードが足に絡むのを
解いたあなたにキスしたい
武蔵野線乗りたい


頭の中巻き戻っても
殺伐に　溶く
xxx xx
絶望してる暇もない
勘違いはすれば良い

電話奥の
あいつと暦の穴は　どうなってもいい
ホットコーラで飛ばしてよ
100日後まで

入浴剤(白)

1
花羨み根の話をしない
僕の　誰も　構わない失敗
マティスの　鼻が緑色の
理由が　は
　ずっとわからない　不正解だったんだ

首が細くなるような姿
消せるまで広告は続く

＊桜(はな)の形の電飾が回る
道路は　二車線になっている
大予言は果たして救済となるだろうか＊

2

君に信条砕かれて
劇的になるはずな日々が
架空の影が気になる僕を前に
さらさらとなぜられてく

月曜日が　気にならない頃には
５車線が出来てるだろう

＊トラウマ映画のような夜の
約束から　三年になってく
君と同じ雲を触りたいから　明日髪を切るよ＊

こたえ合わせはすすんでいく

Q.B. ハ〜ト

風通し気にして葡萄の色はわかんない　
参道には　おんなじ面とハイカー
毎朝並び損ねたどうしようもない祈りは
(夜の間に)殺虫剤撒かれてキレイにされてる
君のポエムはナイショのまま7月は過ぎて
クソッタレが無敵に名前を馳せている

ぼーっとして可愛げを欠く態度の僕に
感謝と身長を伸ばすきっかけをおりまぜてくれよ

ゲームの裏設定では世界が滅んで
僕ら　踊らない、を選び続けている
蓋をする上から掻きむしっていたのは止んだけど
今度は何で瞬間を埋めるだろう

砂浜のキラッとしたガラス
集めることやめた僕のギターは　まだ

　　　　　　　
瞳の奥燃え残る火を消し忘れて
乳酸菌飲料で涼む
僕らを突き刺してくれよ

ハイロー
歌が染む
燃え落ちる前に
痛みは緩和してくれるな
何か思いつきそうなんだ

そして2本目に火をつける

触れない海がゲームの画面みたい
遠くの建物の名前はなんだろうね　

それぞれの理由で黙り込む
曲が終わるまでに
頭の中を整理しなくちゃ
7月になれば、っていうけど
ただ夏になるだけ


バイクで逃避行する歌を
こっそりと流す
煙はすぐに風に巻かれ
髪を切った頃を思い出す

放浪癖にゴールはなくて
水のない砂浜がずっと頭の中にあるから
どこにも行けない 帰れない

彼の歌った
暖かい場所が近づくような
そんな日が続いたら
楽園はすぐそこまで

もしそんな感じに見えたら連れ去って
紫色の海まで連れてって
嘘をつくのは苦手だから
すぐ分かるよ思うよ

ＷＡＶ：波

アクリル蛍光灯　並ぶ　アロエの植木鉢
雑多な生活にリボンかけた人のこと　

時々思い出して
頭に広がる
匂いは香りが消えないよう箱にしまう

ちゃんと眠って
電車のシートに無事収まって
出来た余裕は
また次の朝ドアを開けるため

退屈な駅前にも知らないテナントが出来ていて
線路沿いで花を咲かせている
リュウゼツラン

奇妙なことばかり
追いかけて追いかけられてるうちに
箱の中身は空になって

撮った写真は
見返さない　けど
愛してるんだ
絵の中の
画質の悪い空へはまだ帰れない

blind spot

暗号仕掛けた広場の塔が飛ぶ
君のせいで
渋滞になってた

暗号が解かれたら
僕のこれまでの
おざなりは報われて
よく眠れるんだ　って

そう話した君の視線は私を突き抜けて
遠くの山みたままドアから出ていった

忙しくなったはずの君からの電話が鳴って、
曰く

何度クッション切り裂いて　
弾けた中身を
姿が見えなくなるくらい
浴びても塗り替えられない



吹き飛んで3日目
昼のニュースでは
挨拶の頻度を問うインタビューは続く
断片の映像は繰り返されること
100回目でも断片はつながりそうにないね

少し前君と会った夜のこと
よく切れるだけの言葉と踊った
どうせすぐに消える波に
さらわれて遊んだ
言葉はどっかに流れた

おざなりは足を探して彷徨ってる

共犯だったあの子とちがって
君の絵の意味はわからないよ
その代わり
その退屈
一緒に味わせて

暗号は解かれなくても
羽根まみれの君と
シリカゲルとクラッカー腹で溶かす
眠れない日々を過ごしたい

obake tunnel

今日の夜風で決めれたら、
結ばれないまま
放った汚れたリボンなびいたら、
リング結ぶの

戦士と兵士を
行ったり来たり
名前わからない草
繁茂して
カウンセリングは穴だらけ
こぼれてるから
すっきりして見えるでしょ？

その僕の空洞に
脳波が波引く5分前なら、
流れ込んでバラバラが繋がれて
話せそうだから

聞いて

最大サイズのショッパー
膝に乗せた真昼
病院帰りの京王線みんな口を開かないようにしている

undertow

「1日を終わらせる」
彼女が飲んだ

死にかけのセミの声が止む前
緑が焦げてく前に
未来まで飛べるドア
探して開けるプラン
8月中に終わんなくて
交差点で窒息してしまいそうなの

信号待ちの沈黙がたまらなく大嫌いなんだ

あなたの頭も私みたいに崩れ落ちたとしたら
私みたいに
外気と体温を曖昧にするのかしら


ジュラ紀から仕組まれた
生存本能
何も死んでない土曜の夜さえ
こわくなってしまうの

限界の神経群、ベッドルーム、
白い光を背にした
黒い影が許しを告げてくれるのを待ってる

なることいっぱいのカレンダー引き出しで折れ曲がって
止まった身体、未来にも過去にも飛んでってしまって

あなたの頭も私みたいに崩れ落ちたとしたら
私みたいに
外気と体温を曖昧にするのかしら
曖昧にするのかしら

head

繁華街を抜け、都庁　赤色灯　水の枯れたプール
青いカフェインで元気は前借りした
少し話そう

交差点が苦手な僕の口癖を
数え笑う君
昨日や明日のこともすっと消えてくの感じた

目が回るのが止まっても
決めない　と飼い慣らしたのは僕

天気がいい日はあっても
そんな夜は吹けば飛ぶようで

アイス溶かす僕を
あっさり笑う君
「それじゃ勿体無いよ」って
借りた青を返す朝も
怖くないキブン

今は思う

momonesuko

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