歌詞（Lyrics）

暗がりで始まる生活に情緒は無くて
漠然と木や花を見逃しては生きてしまうんだ
翻訳中の街に取り残されていくのなら
誰も見ていない六畳で恥を晒したりしてみたいな

射幸心に余る電脳に時間を食って
体裁で繕った文章を読んでる始末だな
コーラを持っている右手がどことなくぎこちなくて
笑えなくなってしまう
怒りさえも感じてるみたいだ

離れ離れの心で高架線に立ち寄り
車のクラクション鳴った
残骸をみてた

なけなしの星の上に
意味を求め空気を吸い込む
明日が怖く震える夜は
愛さぬ歌歌えばいいだけ

この窓の外は暗い街が続いている
愛でも生きられはするくらいの裁量でできてる
飽きようとするほどに足を掴んでくるし
お金とかの問題がいつも正しくて焦りになるのさ

際際にあった心で感受した社会と
電車の中で揺れてる電気が忌まわしい

細々と続いている
不安の日に未来が欲しいな
グロい明日を越えるために
逃げることを思い出してみたい

行き場を失っている誰もが
隠してた「さよなら」も届けず消えていく
心のなか咲いた花を見つけたふりをしたい
生活なんて完成しないままがいいよ

ならない（Inconsequential）

辺乃銀一郎（Ginichiro Penno）