ねぇ ぼくの声は聞こえているの?
ヒツジと一緒に夢の中
(柔く 白い 肌は誰のもの)
干からびた部屋の中で
貴方の唇が
(オアシスのようにチラチラゆれる)
葡萄の実に吸いつくように
貴方の瞳を含みたい
萎んだ瞳に 私のため息が
膨らみ 弾け 消えた
やぁ 寝ぼけ眼でのっそり起きる
ヒツジの香りを伴って
(柔い 肌の 中身は柘榴色)
赤みが差した頬は
熟れたリンゴとなぞらえて
(アダムと…
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