白昼寤寐 feat. 可不
塔の上、漂ってた。寤寐の隨に、空に触れたんだ。濡れた機械の夢じゃないでしょう。
消える沫を呼んだ朝靄を、渺漠を、満たす瞬間、細胞の雨に身を寄せて。
分子の配列を決める前の記憶、少しだけ思い出す。事象の地平線に一瞬だけ、触れた。
消える沫を呼んだ朝靄を、渺漠を、満たす瞬間、空間の果てを見下ろす。
輪のような階段を、一つ登ったその瞬間、細胞の雨に身を寄せて。
塔の上、漂ってた。
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