inner city blues

BMG As Usual

Homies

priceless 〔feat.setogiwa,johndovgh〕

07. White Widow

prod.by THE LAST HOPELESS LEGEND

verse1
柔らかな胎動に包まれた回想
まだ生まれて間もない再考の言葉が
思想に着床する音階を作った
あなたが笑顔でいるポストカードの中
どんな景色なのか未だ知らないから
わたしはこのキャンバスの上でしがないまま。
深夜三時から早朝四時までの間
運命の間にどんな変わり目があったのか
終わりのない君と私の金曜ロードショー
自力で起こすことさえ困難になるほどの
まぶたの重さと
夢の中でも苦笑いする貴方の尊顔に悲しくなる
心血を注ぐ段落越しに見る文節の絶対値
少し涙ぐんだ時だけ世界は光って見えるものだ
二口目のミルクティーみたいな本音が琴線に触れた

hook
その日きっと思い出した血涙の夢
うたかたも"紛い"だった一つの残像

去年も一昨年も、そして来年も
こんな感情が曇りゆく季節"だった"。

鉄の味が口内で充満すると
背に残り循環する最期の言葉

"また来るね"
美しい貴女の語らう手
咲かなくて苦しいが儚くて由々しい

verse2
星みたく光ることができたのなら
自信をもって貴女にも会いにいけるのに。

失意に満ちた凡才の言葉しか
私に持ち得ないのが何より確か
一つ一つ　星を蹴って飛び越えた先
線で繋げた終端に君はいるだろうか
ずっと続く　　天の端から飛び降りるのが
私の小さな些細な夢
瞼を下ろすとどんな景色や喧騒も
ただの点滅としてしか認識できない

描ききれない続きに殺されてしまいそうなんだ
雨音に消される程の高鳴りと。

貴女を想い"きる"のは縁か自身か
したたる血涙でさえも誉れ高い

「この愛のカタチってなんて言うか知ってる？」

まるでその横顔は星座のようだった。

07. White Widow

Shamalex