白い花弁に

白い花弁に

蒼祐 Sohsuke

2016年7月16日~18日に開催した「kaleido展 音楽と美術による『夢十夜』」のために作った曲です。1908 年に夏目漱石によって書かれた「夢十夜」第一夜をテーマとしています。

4.白い花弁に
「真白な百合が鼻の先で骨に徹えるほど匂った。
そこへ遥の上から、ぽたりと露が落ちたので、花は自分の重みでふらふらと動いた。
自分は首を前へ出して冷たい露の滴る、白い花弁に接吻した。」

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