125bpm
澄み切った硝子の向こう側で、青薔薇が土から芽生える。形を得て始まった感情が、今、舞い踊るでしょう。
蝶々の囁き声に、耳を貸した時、最初の章も、最期の章も、自ら綯い交ぜにする。一生涯を祈る少女が、列車を待つあの頃、涔々と注ぐ細雪が、五度圏の様に廻る。
蒼茫たる空を見上げ、さぞ輝く翅の、モルフォ蝶が飛び始めた。モルフォ蝶が舞い上がった。
澄み切った硝子の向こう側で、青薔薇が土から芽生える。…
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