Lost Umbrella
artwork; @Itsuku_sozen

傘をさす方位、間違う
乾いた蹄の音
いつだろう、僕は知っていた筈だ

丸くて大きなお腹で机を隠す
君の癒えない疵を食べてしまいたいね

傘をさす方位、間違う
手本を崩すパズル、いつから？
息づく緑を踏んで

御者は悔悟の声を上げた
覚えていたの？
君が指をさして蔑んだ僕を

忘れるはずのないもの
ごめんね、嘘だよ
覚える価値もないもの
ごめんね、嘘だよ

形ある愛でいてね
六月は匂い立つ風景
贖罪はそこで待っていて
「もう何も言わないで欲しい」
いつまで？
君の名前を呼ぶ青い呪いで

傘をさす方位、間違う
破滅を望んでいる「好きだよ」
君も間違った筈だ

丸くて大きなお腹の、隙間に潜む君の遺伝子
疵はとうに塞がった？

傘をさす方位、間違う
絵本を燃やすルール、いつまで？
僕は、なんでここにいる？

君は最期の声を上げた
覚えていたよ
君が僕にかけた、葦のない言葉を

いつかは終わる夢だよ
ごめんね、嘘だよ
今日からここが、君の家だよ
ごめんね、嘘だよ

形ある愛でいてね
六月の傘を待つ風景
いつまでもそれを持っていて
「もう誰も、死なないで欲しい」
いくつまで？
君の名前を呼ぶ、淡い想い出

「傘をさす方位、間違う」
「君を刺す、好意──まちがい？」

形ある愛でいてね
僕たちの瑕疵の、その光景
「八月は、底で待っているね。」
「もう雨は止まないでほしい。最後まで君が死なない未来を願っていたよ。」

六月は瑕疵のたまり、給水塔の下には死体が埋まっている。(first draft)

天使の鋳型


明けがた、オレンジの眼差し
窓ぎわ、木漏れ日にまぎれ込んで
日差しを気にしてうつむいて
いうこと聞かずにカールする前髪を

その薄く白い手のひらで
照れくさそうに押さえつけながら
「出かけよう、きょうもいい天気だよ」なんて
そっと笑う

青く透んで、屈折して
懐かしい音も、声も、ぜんぶここに置いて
名前のない感情であふれてる
こわれそうなほどに、ほら
手をひいて、ギュッてにぎってて
加速していく
いつもどおりじゃない夏の予感

きれいな水辺とワンピースに
反射して、眩しい夢みてるみたい
ほどけた気持ちを吹き込んで
遠くまでシャボン玉とばしたいから

これが恋なのかわからないとき
それはもう恋に落ちているの
宇宙に触れたときの感覚と
きっと似てる

青く透んで、屈折して
懐かしい音も、声も、ぜんぶここに置いて
名前のない感情であふれてる
こわれそうなほどに、ほら
手をひいて、ギュってにぎってて離さないで
恋は風車と同じリズムで
くるくる回る

青空に跳ねた虹のプリズム
思わず目をふせたとき、きみは
無理やり僕のメガネはずして
夏がくるからって言うの

青く透んで、屈折して
懐かしい音も、声も、ぜんぶここに置いて
きみの元へといま、走っていく
加速していくほどに膨らんだ速度が
時計の針を止めた
きみと過ごした夏はあの日のままなんだ

繋いで

2014/07/02

ボーイミーツ

晩夏、206号室（remix）

バンド「ハイとローの気分」の初音源です。よろしくどうぞ。


PENGUIN DESTRUCTION

第八病棟

http://www.haisuinonasa.com/
https://soundcloud.com/haisuinonasa
https://twitter.com/haisuinonasa

ハイスイノナサ - 「地図にない街 」

Astral

『404-Your Not Found』lyric

透明の目でまた僕を見た
有限の愛 明日はない
当て所ない身体を探してる
ここで待つ他はない

僕の思い通りだったんだ 途中までは
間違えて 傷付けて 血を流す
指で交わした言葉も 笑う顔も
何ひとつ思い出せず 消えてしまうのだろう

思い通りだったんだ 途中までは
間違えて 傷付けて 血を流す
指で交わした言葉も 笑う顔も
何ひとつ思い出せず 消えてしまう

透明の目でまた僕を見た
有限の愛 明日はない
止め処無い身体を汚してる
此処で待つ他はないから

あの窓の外へいつか

404 - Your Not Found

Humanity

2020 Band Ver Release
https://artist.landr.com/music/672985173194

「ヴァイオリンケースの夢を見る」

腕を赤く染めた君の幸せも
僕の目に沈んで浮かぶ

生きる意味はただ零れる光の粒
ずっと失くさないように笑う

強く握った両手 声をかき消して
忘れないよう ここでまだ歌うよ
飴色に溶けた虹彩 
覗き込んだ螺旋の奥に 僕を沈めてくれ

ハイスイノナサ - 「地図にない街」

tomi

ハイスイノナサ - 「地図にない街 」

tomi

ハイスイノナサ - 「地図にない街」