THE VOC@LOiD M@STER58 (2025/1/26)にて頒布されるコンピレーションアルバム「咳」に同梱される「咳 -CommunityTrack-」に収録されています。

歌詞

ゆらゆらとぼくに語りかける幻聴の揮発性と魅力のせいで
ぼくは視線をアレに奪われたんだ
ちょっと冷たい銀色の水面が魅せる輝きに耐えられないから
顔を歪んでいる鏡に埋めるんだ

上昇する深度・鼓動　正面からせまる温度
偽物の警告と痛み　潜るほど薄れる記憶

もはや心地よいシグナル　しかし壊れてゆく意識
エネルギーに耐えられずに　ショートしちゃう

（潜行）

痛いほどに味わってしまった　限界まで迫ることの代償
消えてなくなったぼくの体温と　反響すらしなくなった呼吸音
どこまでいけるかよくわからないし　引き返す気もあんまりないからさ
どうしようもないぼくは　思考を諦めて泳ぐことに決めたんだ

誰も知らない泳ぎ方を使い　深いところまで沈んでいくんだ
すでにバグったぼくの最終兵器で　未知の領域に突入していく
誰かが与えたわけじゃない入力で　ぼくの中が満たされてくんだ
これが自然の摂理だと証明なんて出来ないはずだったのにさ

マイナス三十八点八度の　塊の影を見てしまった
一気にぼくの現在地点が　分からなくなって怖くなっちゃって
だけど摩耗した自分の頭は　とっくに役になんて立つわけがなくて
ただ一心不乱に走馬灯のページをめくるしかできないんだ

その中でしか生きられないから　この中をずっと泳いでるんだ
それが体に良いとか悪いとか　そういうはのもうどうでもよくて
傷に沁みている液体金属の　毒性がとても心地よくて
ただ賢者の石みたいな安心感を　この中に求めてたんだ

（激流）

痛いほどに刺激される　これはまるで中毒症状
溢れていく意味の沼に　息を奪われていくんだ

ありえない質量に押され　かき消される叫び声
切って貼った生存戦略は　役に立たなかったんだよ

形なき価値の海に沈め　光をもとめもがく意識
溶けてゆく音と共に揺れ　道標遠くにじむ視界

ゆらゆらとぼくに語りかける幻聴の揮発性と魅力のせいで
ぼくは視線をアレに奪われたんだ
ちょっと冷たい銀色の水面が魅せる輝きに耐えられないから
顔を歪んでいる固体にぶつけるんだ

夜の池 feat.カゼヒキV

wanna be beautiful and cute. I hate you all.

TMPra → .+
光のある方へ向かいます
contact(at)tmpra.jp