僕は君の手コキじゃ救われない
僕は君のフェラじゃ救われない
遅すぎる。僕の割腹が遅すぎたから。先に介錯をしないで。介錯を
ちょん切られた首は母さんに灘岡湖に放り投げられた
原爆のように無慈悲に、思想警察のように僕を逮捕しながら
僕のペニスじゃ君をクンニできないから
ああ、首無しの僕は灘岡団地の屋上の給水塔に寝転がり
あなたは僕をコキ倒すのに僕は屹立もせずに青空に涙する（その涙はどこへ行ったの？）
それでも雲量９の雨空がやってきて夏の香りが漂う
それは君のヴァギナの香りなのか（湖の底で）？
濡れてきたのよ。濡れてきたのよ、ってだけど僕は……首無しインポなんだ！
誰も僕を助けてくれないんだ！
いや！　そんなあったもんはなんてビンタ一発！
なんて、湖に差し込む太陽の光は眩しすぎて、光は眩しすぎて……
だって僕らはすべてを失い
ダメージが、ダメージが大きすぎるから
ひとたび空無な手コキ的原爆が僕らを覆い尽くせば
消滅した体は涙の火星の潮騒となってフェラ的な雷を落とすはずなのに
稲妻の思想には革命への嫉妬もなく同志たちは選挙を裏切るだろう
僕らはただ政治改革の無限の仮面ライダー弾鬼と化した父さんに
殴られ、蹴られ……母さんは担任の三好先生とヤっています（笑）。
ゲバ棒、火炎瓶を投げつけるんだ！
魔女を殺すために。
なんて……お前は誰だ？
誰だ？
僕は、僕は一歩、一歩と後退り、お前、お前が裏切ったのか（暗がりの選挙事務所で）？
いや、違う、違うんだ父さん！
ライターぼぼっとラークのオレンジが燃えてお前がお前がの一言が。
違う違う裏切ったのは母さんのせいだったんだ！
嘘つけ！　お前は、お前は……。
ウグイス嬢の花井花子と愛をしたかっただけだろう？
俺が羨ましかったのか！
そうだ！
だから僕は週刊文春に父さんが花井花子に手を出していることをリークした
だって記者の母さんがそれを求めていたから。求めていたから。
違う！　それはお前自身の内的葛藤の特高警察のリンチのせいだ！
ああ、そんな嫉妬に狂った冥王星的な頑迷なガン細胞にお前はスカッドミサイル10万発なんて言いたいのか、馬鹿野郎！
父さん！　違うんだ！　ああやめてよ刃物をズブっと！
ああ、父さん割腹自殺なんて！
僕はお前になりたいんだよ、父さん！
ああ、母さんが……母さんが……。
父さんはそうして衆議院選挙に落選して死んだんだ。
まるで夢を見ているように……すべて破滅して……
あなたの手コキじゃ救われないのはわかっているけれど。
あなたのフェラじゃ救われないのはわかっているけれど。
彼女は僕を愛しているんだ。
彼女は僕を愛しているんだ。
だけど父さんとは、愛を、するんだ。
だけど父さんとは、愛を、するんだ。
ルルルル。ルルルル。ルルルル。
あなたは口ずさみながら給水塔の上で手コキをしてくれる。
フェラだってしてくれるけれど、僕は屹立しない。
なぜなら僕には首がないからだ。
その無慈悲なインポテンツに雨空からは空襲弾機となった父さんの鉄槌が下り僕は屠った豚と同じになったんだよね
僕は父さんを売ってない
ただ愛が欲しかっただけなんだ
インポテンツの僕だって、愛を、したいんだ。
僕は不意に悪意に満ちてゲバ棒であなたを殴りつけたかっただけなのに
小便を詰め込んだ火炎瓶を青空に投げつけた時
空から大きな穴が空いて僕の腹に稲妻が突き刺さり
臓物をぶちまけた！　父さんと同じになりたかった！
そうだ！
父さんの刃物で臓物をぶちまけて、そいつを引き抜いて僕は割腹をして、母さんが鉈で介錯した！
母さんは高笑いをした。アハハハハ！
そしてあなたは僕を給水塔の上に運び手コキフェラをしてる。
本当はあなたを愛していたのよ、って泣きながら。
ああ……。僕の割腹！　
僕だって、愛を、したかったんだもん。
僕だって、割腹を、したかったんだもん。
愛を！　割腹を！
父さん母さん！　愛しているよ！
花子さん、僕をボッキさせてよ！
頼むから首無し死体の僕に素股をしてくれ！
FUCK!

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