濡れ鼠

濡れ鼠

ひつじ

いつの日だっただろう
ひどい嵐の中を
傘もささずに歩いてた
みじめな夜もあった

心はいつも雨で
ずぶ濡れの毎日で
身体の芯まで冷えてく
何もできず

明日が見えない日もあるよ
昨日を忘れる日もある
すべて捨てたくなるけれど
守るのはなぜなんだろう

いつの日か 一人
泣きながら歩く
見ないふりされて
傷ついた あの日

心の雨は止まず
雨宿りもできずに
温度をなくしていっても
わからないよ

ずっと闇の中にいても
光なんて見えなくて…

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