血が流れていた。体内じゃなく路地裏の地面を真っ赤に染めていたどうやら僕は殺されたらしい刺さったままナイフを眺めていた
死んだことで得た力一度だけ誰かを呪い殺せる微かに残る死に際に見た知らないあいつの必死な顔を
僕には何があったんだっけ何か予定があっただろうか大切な人はいたんだろうか何も思い出せないくせに
死ねないままで死んだ僕の怒りは理由を持つのだろうか殺されたことはどうでもいい?正体不明な回路が僕を彷徨…
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