Written & Composed & Arranged by Vapi
illustration by Vapi

息つぎ　無音　水の中
ささやく　不穏　この奈落
薄れてく意識滲んで海に溶ける
深呼吸する空気も無い
視界が消え　映した終わり
天使がそこで　知らせを待ってる

「おはよう。やっと目が覚めたね」
「こころ潰す　孤独の中」
「君はずっと　耐えてたんだ」
「だから涙を止めて」
そう言ったんだ。　
あの日君がくれたものは　
今も生きてる。
探しても何一つ無いよ、
君は何処にいる？

冷たい記憶の中　彼女は海の底に
息を止めて　君の待つ所へ
沈んでいく。
光揺れる　其処にいた少女
ただ揺れて　浮かぶ
君がやがて　崩れ始めた。

泡　朝日　君が泡に還ってく。
波ゆらり　ただふわり
消える　テラリウム
淡く　流る　海の魔法が解けて
ひらり
「君のせいで消えるわたし」　
泡に溶けてゆく。　 

深い　深い　海の底に
光　終えた　命一つ
使い達と力合わせ
地上へと運んでく。

暗い暗い　扉あけて
禁じられた呪文を放つ。
向かい合わせ　君と同じ
それはまるで　人の形
　
変わり果てた　この姿で
命戻った　君と出逢って
話し声も　触れるだけでも
許されない　私の末路
最後だって　太陽みたく
知らずに君は、

記憶が映し出す　
綺麗な人魚の海
君が笑っている　隣で。

星がよく見える夜に
揺れる　君の光をずっと探してた。
最後の言葉　伝えに其処へ行く。

冷たい記憶の幻想　僕らは海の底に
息を止めて　未知なる世界へ沈んでいく。
「ひらり揺れる　君は人魚の子」
ただそれだけでも
それが君の呪いを穿つー。

「約束は果たされた！」

泡　朝日　君と泡に還ってく
波ゆらり　ただ二人見てる　
エンディング
明くる日々は　終わる運命と消える

「何処へ行こう？」
「まだ遠くへ、二人で。」

泡に溶けてゆく。

泡 feat. IA 初音ミク

Vapi