ふたりのつないだ手が、大勢の身体が、溶けてゆくやがてそれは水となり海となり…星となってそして溶かし切れないものは棘の形をした泡となって消えますようにという、祈り何処へも行かない何者にもなれる 何者にもなれない せめて星になりたい
宿木があなたの背に根を付ける上空、金色の淡い鱗光を空に落とすたくさんの人が、地へ向けて墜落していく悪い人はもう居ない 祈りによって消えたいつか、あなたの宿木は夕立を授かった陽を一心に背負った…
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