仮の巣を 飛び立って今 飛び立って険し山 越えてって川の瀬に行くか 戻ろか つぶらな翼を閉じて一人寝は寂しかろああ 冷たかろ
あの地 あの国遠い遠い空のあの時をともに過ごした親らは草葉の陰に離れ離れになって久しいはらからの幼い顔が浮かんでは消え脳裏にまた浮かんでく
明け方に 川の上行く 空の上集まる仲間たちいたいけに冷えた思いもさしだす翼に溶けていこえよ 紅雀飛べ 紅雀
離れ離れになって…
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