ゆれる

遠い沖の方 長い水平線が どこまでも続いてく
帆柱を立てて 豪華客船が 島の影へと消えていく

一人海に浮かぶ僕に 潮の香りと波が押し寄せる

僕の気持ちもこの悲しみも ゆらゆらゆれる ゆらゆれる
波のまにまに思いは浮かび ゆらゆらゆれる

広い青空に 大きな入道雲が どこまでも膨らんで
変わりやすいのは 夏と君のこころ 突然 ほら かき曇る

どこか遠くにいる君の 声も姿も いまはおぼつかず

僕の涙も このせつなさも ゆらゆらゆれる…

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