歩道橋

歩道橋

Gosuke Uno

終電まではまだ時間があるから、ねぇ少し風にあたろう
月のスポットライトに照らされた歩道橋の上で

向こうから歩いてくる人たちはなんだかいつかの僕らみたい
少しぎこちない歩幅で思いを確かめてる

色んな選択肢があってその度選んできたよ
そして何ひとつ間違っていたとは思えないくらい

君が好き、ふと浮かんだ答えが全ての難題を解き放ってゆくんだ
今宵の風なびく君の匂いが心の奥に願いの種を運び込んで消えた

街が眠る少し前におやすみのキスをし…