「職業空想家」
日没 大きな国道の交差点カーブが美しいそこにそぐわぬ暖色の明かりが灯る100円の手書き1ミリの隙間もなく積まれた文庫本掻き分け進む その奥には まさに今白髪を抜こうとした老婆が腰掛け目線だけ寄越してプツンといった
『あんたか』『ええ、また来ました』『好きにやっとくれ。不幸も幸せも物語は選ばない選ぶのはいつも買い手の方さ』『ええ、そうでしたね。奥のお部屋、お借りします。』
壊れかけ…
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