composed and recorded by Kyohei Sakaguchi
piano, sax ,korg, guitar and drum by Kyohei Sakaguchi

Music for Depression no.1

この曲は僕が大好きなAphex twinのAvril 14thという曲の前半部分のピアノの旋律をもとに作ったカバー作品である。Aphex twinことリチャード・D.ジェイムスのことを、僕は夢で見た以来、躁鬱の先輩であると勘違いしており、夢の中でリチャードは僕に「そんなに人前に出て動かなくてもいいんだよ。君は作品を作ったらちゃんとみんな受け取ってくれるよ。そうしないと僕たちは感じすぎるところがあるから疲れるんだ、だから、僕なんか一切出ないよ。苦しい時もたくさんあるしね。それでもやっていけるのは、この信頼できる友達たちがいるからなんだ」と言いかけて、彼のまわりで音響を担当したり照明をしてたり、とかのスタッフを紹介してくれた。リチャードのスタッフたちはスタッフというよりも家族のようで、みんな静かで仲が良く、これからとんでもない数のお客さんが動員されるライブ前だとは思えなかった。そのくつろいだ空間で、僕はとても安心して目を覚ました。５年ほど前にこの夢を見て以来、aphex Twinは僕の先輩だと思っている。僕は彼のピアノ曲が大好きだ。安心する。僕は音楽に刺激はほとんど求めておらず、安心することを求めている。もちろん、グルーヴを感じて踊りたくなる時もあるけど。現在、僕はほとんど人と接しない生活をするようになってはいるが、信頼できる親友たちとは常に密に連絡をとっており、このような生活自体、リチャードからの夢の助言によって生まれている。

4月14日（僕が産まれた翌日の朝日）（Aphex twin 'Avril 14th` cover） 2022octo6

ピアノとサックスは坂口恭平
とても苦しい時、悲しくなって、これ以上もう生きてられないやと落ち込んでいたが、布団にくるまっても、考えることが止まることがないので、それなら、もう動いて、とにかく闇雲に手を動かしておいた方がいいと思っていた時に、風呂場だとどうにか篭れるのでそこでサックスを吹き、ピアノは大きな音を出すことに躊躇してミュートペダルを押しながら小さな音で弾いて、大きめに入力レベルを上げて作った。
今聞いてみると、何か体が楽になるような音楽だと思える。その時は何を作ろうとすらわからずにこれは完全に即興である。最初に風呂場でサックスを吹いた、何も考えずに、でも、そのあとピアノを伴奏で後付けしたのだが、不思議と、テンポも合っていて、サックスの旋律を先に作ったので、逆に普段では作らないような音色になったのではないかと思う。
Desire Pathとは、人間とか動物とかが本能的に森の中を歩いて、自然とできている道、けもの道、みたいな意味で、なんかいいなと思って、その名前をつけた。

music for the museum am8 作曲：坂口恭平

この曲は元気な時も元気じゃない時もいつもこの世界を、僕を超えて、この現実に生きる、存在している、死んでしまった人も、僕の祖先も、みんな含めて、生きてるよ！って教えてくれる曲で、僕にとっても、とっても大事な曲で、いつも僕の周りに生きて、一緒にご飯を食べたり遊んだりしてくれてる家族たちに仲間たちに感謝を感じる。一緒にいるフグのグーちゃん、ニホンヤモリのファーちゃんもみんな。そして、僕が好きなあの松の森を生まれ育ったあの場所にいつも僕を連れて行ってくれる。無くなってしまった時間がいっぺんに戻ってきて、それぞれに肩を組んだり、一緒にお風呂に入ったり、お風呂上がった後に喋る大人たち、その奥で、カルタなんかしている子供たち、親戚もみんな集まって、僕は一人で、なぜかそれを縁側から見ながら泣いている。現実に感謝をする。

peace piece ( bill evans cover）演奏、坂口恭平

忘れっぽい天使 作詞作曲：中村佳穂 歌：アオ（コーラス：アカリ、坂口恭平） ピアノ：坂口恭平

声
出さないと
いなくなっちゃうよ
君が

暗闇では
ほんとうのくらやみでは
声の震えだけが頼りだ

「ここにいる！」って
その一言が叫べないでいると
忘れ去られて
なかったことになっちゃうよ

声
出してこ
ここにいるって
それだけでいいから
声
出してよ
もう忘れないから

暗闇にレモンスカッシュ
炭酸弾けて
しゅわーって
走ってくような
まぶしさで

きっと、世界を明るくする
パッと、線香花火みたい
そっと、そのあったかさに
ほっとする、
だれかもいる

君
の
声

声
出してこ
ここにいるって
それだけでいいから
声
出してよ
もう
忘れないから

声
出して
声
出していこ
声を
声を
声が

きこえた。

声 作詞:みなと 作曲:坂口恭平

海底の修羅 作詩：石牟礼道子 作曲：坂口恭平 歌：アオ

The Sea in Spring no.11 作曲：坂口恭平

play again no.1 by kyohei sakaguchi

01 LOOP#1

欠片

わたしも変だしあなたも変
ゆっくりでいいから自分を好きになろう
抱えきれなかったらこぼしちゃおう
かっこ悪くても生きていこう

遠かったり近かったり
人との距離はむずかしい
愛の受け取り方を知らなかったから
でも回り道もわるくないでしょう
怖いけど進もう

みんな普通じゃないしそれが普通
自分のことは案外わかってない
わかり合えなさをわかり合おう
どんなに近くても他人だけどね
ぜんぜん違うから一緒に居られる

記憶に残るのはいつも何気ない場面
自分をつくるのはたくさんの小さな欠片
小さな声にも耳をすませて
受け取ったと思うことから始めよう
生きて在る自分を抱きしめよう

欠片 作詩：M 作曲：坂口恭平 ２０２３年８月３日

everyday-no.1

everyday-no.2

everyday-no.3

everyday-no.4

evertday-no.5

everyday-no.6

everyday-no.7

everyday-no.8

everyday-no.9

everyday-no.10

everyday-no.11

everyday-no.12

everyday-no.13

long life music no.1

guitar no.1

guitarno.2

I LOVE YOU 3000  歌：アオとアカリ ギター：アオ

本気のラブソング 歌：アカリ エレキギター：アオ ベース：坂口恭平

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