シャンプーをしている中年男性を見るのが
この世の行為で最も落ち着く

こんな辺鄙なところに住んでいる人は
もうずっと住んでいるんだろう

ふたつの雑感 (Two Impressions)

Taken from "あかるいくらい（Umbralucent）" released on 1st November 2022 from Sweet Dreams Press, Tokyo.

作詞・作曲：米山ミサ
written by Misa Yonneyama

編曲：浮と港
arranged by Buoy and Minato

録音、ミックス、マスタリング：宇波拓
recorded, mixed and mastered by Taku Unami

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米山ミサ：歌、ギター
Misa Yoneyama: vocal and guitar

藤巻鉄郎：ドラムス
Tetsuro Fujimaki: drums

服部将典：コントラバス
Masanori Hattori: contrabass

イガキアキコ：バイオリン
Akiko Igaki: violin

白と枝：コーラス
Shiro to Eda: Chorus

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湯気

ぽつぽつと雨が落ちるのを見ては
手元から湯気が上がるのに落ち着いた

そして何か待っている
何を、多分雲の隙間に

晴れ間が来るのを
こどもみたいに

はらはらと砂のように手放したかけらを
波が運んで春になる

そして何か待っている
何を、多分君の言葉に

やさしい気持ちで
どこまでもゆけ

二人分の枕で今日は薄明かりつけて
哀しい夢を見た、もうおやすみ

あかるいくらい

湯気

浮 - 湯気

化石水 / Fossil water (demo)

ミリアム myriam

御礼参り

嵩（Bulk）

ただここで　解れていくだけの
ただここで　溢れていくだけの

命　記憶
掠れて消えるだけの
祈り　まじない
煤けて朽ちるだけの

ただここで　膨れていくだけの
ただここで　嵩んでいくだけの

怒り　誇り
この身を焦がすほどの
うねり　ざわめき
この身を浸すほどの

まだここで　眺めているだけの
まだここで　見惚れているだけの

勇気　望み
私に持てるだけの
光　木漏れ陽
この手に余るほどの

繰り返した　言葉が澱む
雨粒に濡れていく
悴む手が　私に問いかける
溺れても　呼んでいるわ

取り替えては　心が濁る
ああ　緑が燃えている
確かめれば　あなたを売り払う
汚れても　呼んでいるわ

ただここで　解れていくだけの

嵩（Bulk）

Pesante

Beautiful Room (video box remix)

水色のペティキュア
を塗って　公園のベンチで待ってるの
ゴム風船が帰ってくるの
昨日おソラに投げちゃったの
４８歳の白いドレスを着たおばさんが
お金くれるっていうから
あちし　白飯にたらこぶっかけて食うの大好きな
３７歳の青年でちゅ
んであちしの肩にのってる黄色い球体はモニャモンっていうの
すごくモチモチしてるんです
「いいねー」
あちしの後方から声がする
知らないじじいの声
またか・・・
こういうことはたまにある
知らないじじいほど　やっかいなものはない
あちしはトラブルに巻き込まれたく無い
そんなときはモニャモンがいつも解決してくれる
ここはまかせよう
「もう逃げることやめなよ　知らないじじいのあいてをすればマネーをゲットできるよ
それがこの街のシステムさ　君には養うべき家族がいるんだろ
サブカルをこじらせている場合じゃないんだよ　しっかり労働しないと」

そうだね　モニャモン　忠告ありがとう
あちし　知らないじじいのあいてするよ

後ろを振り返る
やはり知らないじじいが立っていた
偉そうだしエロそうだ
そして　糞みたいなタバコ臭い

あちしは雨を降らした
知らないじじいは濡れながら叫び溶けていった
そして５０コインが加算された
やったこれで家族に極上のペンネをごちそうできる

蛸やイカが絡み付く金曜　それでもこないゴム風船
ポテト地帯へと消えたババア　みんなありがとう
あちしはの好きなのは
トマトじゃなくて　トミト　

知らないじじい

Taken from 'Sensorimotor' LP by Lusine, out March 3, 2017.

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The Ghostly Store: https://goo.gl/e7x3ro
The Ghostly Store (International): https://goo.gl/xNURYX
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Sensorimotor

Lusine - Just A Cloud (feat. Vilja Larjosto)

Taken from 7" single "肺／ピアノのまわり" released on 10th July 2017 from Sweet Dreams Press, Tokyo.

肺
（作詞・作曲：テライショウタ）

ふくらんだ夜としぼんだ朝のあいだ
気がかりなことは昼からの雨のこと
くすんだ青の上着を羽織って
待ち合わせの場所まで走り出したのは
ひとつ前のバス停で降りてしまった

肺は正常に血液に酸素を送って
息をとめて　息を

すすけた夜の映画館のなか
スクリーンにはただ白い光がゆれてる
土砂降りの街を走り出したのは
あと５分で最後の電車が行ってしまう
二度と届かないような気がしてしまうから
足がちぎれるほど走りつづけている

肺は正常に血液に酸素を送って
息をとめて　息を

＊「SD07-007」収録曲は本曲のシングル・エディット・バージョンとなります（6'30"）。あらかじめご了承ください。

嵩（Bulk）

馬虎河／Matlagawa