VERSE
ドップラー効果　変わってく音
外れたキー　あの時と同じ
安い酒にうろ覚え鼻歌
混ぜた悪酒飲み干す
さよなら告げず別れたお前の
好きな歌歌うは未練の表れか
一つ二つ音の外れた
足並み揃わんリズムが未だ
俺が夢に近付けば近付くほど
お前の夢からは遠ざかる
俺の夢は書いている筆の中
お前の夢は俺の腕の中
ひたすらに投げかけた言葉の意味や
返ってきた無防備な感情の痛みが
いやせはしない心の傷口から
染み込んで消えないのはいつぶりかな

HOOK（☆）
時の過ぎゆくままこの身を任せ
墜ちてゆくのも幸せだよと
月日が経つにつれ冷めた身体に
言い聞かせ 言い聞かせ
「幸せになってね」と言われた瞬間
幸せではなくなったのさ
自己憐憫かき消すエンジン音
変わってゆくだろう窓の景色も

VERSE
22歳になれば少しずつ
臆病者になると言われたが
このちっぽけな性根はどうにも
年齢は関係ないようで
身も心も他人事のよう肝心な時に限り安心な檻に入り逃げ込む
俺の所為なのに「勝手にしやがれ」
そう突き放す黙って行きやがって
「馬鹿にしないでよ」一人きりの部屋
ラジオから聴こえる百恵の声
もうこの関係に2度目はねぇ
「ちょっと待って」は言いたかねぇ
これから先も思い出すだろうか
だとすればトリガーはきっとあの歌
しかめっ面で隠した女々しさ
気がつきゃまたあの曲を歌っていた

☆×2

時 - Prod By F.F.Beats

リンリン