ブラックホール

ブラックホール

くもり

静けさが 怖くて回り始めたレコード
中心へと 引き摺り込まれていく
針が奏でた悲鳴が

(今夜こそたどり着きたい)
頭の中こだましている
何気なく聞いていたはずの
今もまだこだましていて
僕を離さないんだ

何の気無しに来る 朝が怖かった
手の中 隠し持っていたブラックホール
容易く叩きつけた

正解を持つ問いを君に投げかけた
どうやら僕は 困らせることが好きみたいだ

傷を隠せる 夜が好きなフリをした
本当に僕が望んでいたものは何か …

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