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ミラージュ…
ミラージュ…

砂の街　影を踏み
遠い昔の　夢を探す
月明かり　胸を裂き
声は風に　消えてゆく

蜃気楼よ　揺れる幻
愛も裏切りも　飲み込んで
この心　砂漠にさらし
燃え尽きるまで　歌うだけ
砂漠のミラージュ！

祈る指　数を重ね
流れ星に　明日を問う
オアシスは　まだ遠く
足跡だけ　闇に溶け

旋律よ　砂嵐に舞え
涙さえ炎に変えて
この魂　砕け散っても
名を呼ぶ声に　還りゆく
砂漠のミラージュ！

別れた人の　笑顔だけ
星のように　遠く輝き
手に届かぬ　ぬくもりを
想いながら　ひとり歩く

砂漠よ　この胸を包め
恋しさを　砂に沈めて
夜を越えて　朝を迎えても
変わらぬ心　燃え続ける
砂漠のミラージュ！

ミラージュ…
ミラージュ…

カリーフ奥田の砂漠のミラージュ

名もなき博徒　すべてを失い
夢も金も　露と消えて
逃げ場もなく　街を捨て
命ひとつで　砂漠へ挑む

血の月が　夜を裂き
孤独な影を　砂に沈める
一歩ごとに　体は削れ
乾いた大地に　足跡残す
おお、砂漠の博徒よ

揺れる蜃気楼　街の灯り
幻の笑顔　胸を刺す
酒の匂いに　心惑い
掴めば砂に　消えてゆく

渇きに喘ぎ　水を叫ぶ
だが掬えば　熱い砂
戻る道は　もはやなく
ただ前だけに　魂燃やす
おお、砂漠の博徒よ

倒れれば　砂が喉を塞ぎ
舌は裂け　声を奪われる
それでも胸に　炎残り
「終わるな」と　体震わせる

血を吐き笑い　再び立ち
運命さえ　踏み砕く
力を砂に　叩きつけ
果ての果てまで　歩き続ける
おお、砂漠の博徒よ
──果てを目指せ

カリーフ奥田の砂漠の博徒

作詞：土井晩翠

春高楼の花の宴　めぐる盃かげさして
千代の松が枝わけいでし　むかしの光いまいずこ
秋陣営の霜の色　鳴きゆく雁の数見せて
植うるつるぎに照りそいし　むかしの光いまいずこ
いま荒城のよわの月　替わらぬ光たがためぞ
垣に残るはただかづら　松に歌うはただあらし
天上影は替わらねど　栄枯は移る世の姿
写さんとてか今もなお　嗚呼荒城のよわの月

カリーフ奥田の荒城月

舗道に伸びる　無数の影よ
ガラスの塔は　風を裂く
人新世の　砂上の楼閣
寄り添う声は　影に埋もれる

千年眠る　心の種

ああ、砂漠の街
乾いた夢を　飲み込んでいく
ああ、砂漠の街
路地に残した　影は深く
おお、大東京砂漠よ

人波あふれど　音はなく
擦れ違う目は　冷たい硝子
顔なき隣人　影なき旅人
孤独の砂に　足跡消える

砂に埋もれた　心の種

ああ、砂漠の街
涙も声も　飲み込んでいく
ああ、砂漠の街
見果てぬ夢を　夜に沈め
おお、大東京砂漠よ

人肌恋し　夜の街角
眼と眼繋がり　光が灯り
疑い固めた　心の砂に
ひと雫さす　水のぬくもり

眠れる種が　芽吹きだす

ああ、砂漠の街
情の雫が　砂に染み込む
ああ、砂漠の街
胸に芽生えた　希望を抱き
おお、大東京砂漠よ

カリーフ奥田の大東京砂漠

Mirage...
Mirage...

Menapaki bayang di kota pasir
Mencari mimpi masa silam
Cahaya bulan belah dadaku
Suaraku hilang bersama angin

Mirage, fatamorgana di langit senja
Menelan cinta, juga dosa manusia
Kuserah jiwaku di padang yang sunyi
Bernyanyi sampai angin pun berhenti
Fatamorgana gurun!

Jari berdoa menghitung waktu
Kutanya bintang tentang esok
Oasis itu masih menjauh
Jejakku lenyap dalam gelap

Melodi bergetar di badai pasir malam
Air mata membara, jadi nyala haram
Meski tubuh ini hancur dalam sepi
Kupanggil nama yang hilang di langit tinggi
Fatamorgana gurun!

Senyummu dulu yang paling kucinta
Masih terbayang di cahaya bintang
Hangat tanganmu masih di udara
Kutapaki malam, membawa rinduku

Gurun yang bisu, telanlah rinduku
Kubur mimpi itu di pasir yang membara
Malam pun pudar, mentari menyala lagi
Namun nyala cinta takkan pernah pergi
Fatamorgana gurun!

Mirage...
Mirage...


Khalif Okuda - Fatamorgana Gurun

お釈迦様

私はお釈迦様に恋をしました
仄かに冷たい唇に接吻すれば
おゝもつたいない程の
痺れ心になりまする。

ピンからキリまで
もつたいなさに
なだらかな血潮が逆流しまする
蓮華に座した
心にくいまで落付きはらつた
その男ぶりに
すつかり私の魂はつられてしまひました。

お釈迦様
あんまりつれないではござりませぬか！
蜂の巣のやうにこわれた
私の心臓の中に
お釈迦様
ナムアミダブツの無情を悟すのが
能でもありますまいに
その男ぶりで炎の様な私の胸に
飛びこんで下さりませ
俗世に汚れた
この女の首を
死ぬ程抱き締めて下さりませ。

ナムアミダブツの
お釈迦様！


林芙美子詩集「蒼馬を見たり」より

お釈迦様

アレルギー魂

陸の男は土の匂い。
おおきなその手で私を抱いた。
でも地面に根を張る人は、
他の花にも水をやる。

泣かないの、笑って行こう。
恋の数だけ強くなる。
八十過ぎてもまだ燃える、
私の心は旅半ば。

海の男は塩のキス。
深い心で私を包む。
でも船出の笛鳴るたびに、
別の港へ舵をきる。

泣いても良い、波にまぎれる。
恋の数だけ強くなる。
八十過ぎてもまだ燃える、
私の心は旅半ば。

空の男は雲みたい。
ふわり漂い私を誘う。
でもひとたびそら風吹くと
心は形を変えている。

陸海空、みんな愛した。
でもまだ私は旅の途中。
宇宙の男に出会うまで、
私の心は旅半ば。


浮世にて 〜陸と海と空と〜

悪地の掟 -The Law of the Badlands-

I create music using public domain texts.
Digging up forgotten words, layering AI-generated sounds, and remixing old literature.

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