26

簡単に手に入るものばかり
集めた挙句にこの始末
思い出に浸り逆再生
神経がやつれていくわ
さてはこれは神様の与えた
谷底からの試練とかで
「越えられない壁はない」とかいう
キャッチーでチャチな壁であれ

殺風景にもたれて
這いつくばって裏返り
感傷に浸る馬鹿ひとり
自虐自慢の気力もなし

ぶっ壊れそうな生活は
全部自分で撒いた種
誘惑の街のせいにして
本当の自分が擦り切れた
ぶっ壊れそうな憂鬱は
大体夜中にやってくる
行ったり来たりで不安定
本当の孤独を知ったんだ

頭の中で終っていく日々が
高速で季節を跨ぐ
誰と話してても笑ってても
心がいつも満たされない
もはやこれは神様も見放して
来世に期待ってやつで
笑えませんわ一発逆転
ユニークなジョークにしてくれ

なんて事を考えて
読みかけの小説たどり
温かい午後の足元で
深い眠りを浅瀬で待つ

ぶっ壊れそうな生活は
全部自分で撒いた種
誘惑の街のせいにして
ほんとの自分が擦り切れた
ぶっ壊れそうな憂鬱は
大体夜中にやってくる
行ったり来たりで不安定
本当の孤独を知ったあと

ここにあるものが本物で
理想の俺なんて妄想で
荷造りをやめて荷を下ろす
本当の自分を知ったんだ

26 demo

夏の夜

思いつく限り尽くして見事なまでに空っぽ
難しい言葉使ってあれここってどこだ？
訳がわかるのは先でいいそれが唯一の救いで
心が動いた時だけ進んでる
こんなに早い夏なかったぞ発泡酒でけりをつける
最悪で最高な夏の夜

素足じゃなくてサンダル
そんなドラマはしばらくない
二駅先の君じゃなくて
そこのコンビニで会いたい
もっとなんかあるだろ

手ぶらじゃ寝ても寝付けない
女神様に電話したい
自己啓発本じゃ走れねえ
助けてくれロックスター
夏休みの夜八時半
夜の国道に宝石落ちる
たくさん忍ばせたアイデア
忍び込んだ校舎裏
もっとなんかあるだろ

ベランダでくたびれた風に吹かれ
あぁなんか消えちゃいたいなんて俺
馬鹿だなこんな夜お手のもんだ
夏が過ぎてく

思いつく限り尽くして見事なまでに空っぽ
難しい言葉使ってあれここってどこだ？
訳がわかるのは先でいいそれが唯一の救いで
心が動いた時だけ進んでる
こんなに早い夏なかったぞ
発泡酒でけりをつける
最悪で最高な夏の夜

夏の夜 demo

足りない気持ちが続いてる
面白くない　面白くない
いけない気持ちが続いてる
認めたくない　殺してしまいたい

夕暮れの赤にも染まれず
心臓が素早く叩いてる
起き上がるには明るすぎる
もっと暗く　もっと深く

ラブソングみぞおちを殴る
愛している　愛している　
愛している　愛している
どうやら俺は正気じゃない
殴っておくれ
やっぱ愛しておくれ


懲りない気持ちが続いてる
気持ちよくない　気持ちよくない
いらない気持ちが続いてる
壊したくない　壊してしまいたい

夕暮れキャメルに3分
マジでなんでもいい
会いたい人なんていない
そっと歌う　もっとラブソング

アイラブユーだぜ日没
愛している　愛している
愛している　愛している
どうやら俺は正気じゃない
殴っておくれ
やっぱ愛しておくれ

ラブソングみぞおちを殴る
愛している　愛している
愛している　愛している
どうやら俺は正気じゃない
殴っておくれ
やっぱ愛しておくれ

ラブソング demo

うつつ

夢うつつのまま急かせれて
めんどくせえなってため息散々なツラで
悪い癖が染みついた朝
重たい瞼を擦って霞んで
くすんだ世界を睨んでブツブツと
小さな小さな幸せがこぼれ落ちて

柔らかな朝の隅で
また同じ数のタバコ潰して
ゆらゆらと日々を泳ぐ
もう東京は音を立てる

名前を無くした野良猫も
日陰を探してふらふら雑踏をくぐって
今の俺となにも変わらねえ
せわしなく過ぎる日常季節の
途中で落とした温かいぬくもり
なんて事のない思い出は雲のようで

足早に過ぎる午後の
突き抜けたブルーとちぎれ雲に
夢の続きを探して
また東京の空に消える

のらりくらりと遊歩道
街頭の灯りを
一人きりに慣れた家路で
誰かを思い出す

柔らかな朝の隅で
また同じ数のタバコ潰して
ゆらゆらと日々を泳ぐ
もう東京は音を立てる

グーニー

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