AmbientImpro

気怠く車を走らせる
流れてくる景色は
少しずつ白くなる

誰もかも
外には無関心で
静かに時が経つのを
ただ待つだけ
ただ待つだけ

ここは皆が思うほど
良い所じゃない

黒い翼は
瞬く間に
遥か彼方へ

狭間の地

ただあてもなく彷徨う
静けさに満ちた岸を

曇った瞳は
何もかもを見えなくする

ただ見たくないのかもしれない

研ぎ澄まされすぎた意識が
何に於いても
飛び込む事を恐れさせる

でもあなたは居ない

閉じれない瞳
遮れない音
消えない心地が
ただ苛ませる

ありのままは
どこにあるのだろう

見ていたいと願うのに
目を向けれない

でもあなたは居ない

過去の散歩

叶う事の無い夢に縋り
向き合えない苛立ちを
ひたすらに自分の中に仕舞う

願いを捨ててしまう事も
幸せと歌った人が居た
自分は途方に暮れるだけ

心の中には
数えきれない程の
寂しさや哀しさが落ちていて
拾う人なんて何処にもいない

切実な願いや希望は
擦り切れ色褪せた
空っぽの自分は
其処に蹲る 
確かなものが欲しい
掴めるものじゃなく
感じれるものでもない
それと知りながらも

何も残せやしない
何も残せやしない
一つもない
言葉がやけに遠く感じる

ただのじぶん

僕らは何処まで
本当の姿を
見せ合えてるのだろう

夕暮れの空は
いつしか灰色に
雨は強く線を描く

ガラス越しに
行き交う人たちが
急ぎ足で
流れていく

足音を大きくして
意味のない膜を張るんだ
何かに追われているかのように
飾り続けるのさ
皆気にしてなんかいないのにね

After 5

丸い丸いオレンジが
西から僕を照らして

白く淡い空には
筋雲が僕の知らない世界へと
交わりながら向かってる

遠くを見る癖が
何時まで経っても
抜け切れずに

その先に君がいる
辿って行きたいと
思いを馳せる
君の元へ

街は黒く染められ
窓が淡く灯りだす

優しい香りが溢れ
僕を寂しくさせる
少し冷たい風が
すり抜けてく

その先に君がいる
僕も連れてってよと
願いを込める

その先に君がいる
君に触れたくて
雲の先はもう見えないけど
君の元へ

雲夕

細い線で
橙白の空に
僕の心は描かれる

僕はやがて
窓の外の彼方に
辿り着くのだろう

消えていく様
去っていく様
それでも続いてしまう時を
描きたい

where

ふと目が覚める
寝てるあなたを起こさぬよに
外へ抜け出す

東の空はかすかに明るく
静かに移ろいでゆくのを感じる

外の冷たさを
味わいながら
ふと描いた旋律をなぞる

あなたはまだ眠ってる
どんな夢を見てるのかい？

こんな風に時を
あなたと過ごせたら
きっと日々が色鮮やかに
微笑んでくれるだろう

そんな事を思いながら
中へと戻る
あなたに口付けして
僕もまた眠りにつく
温もりを感じながら

居場所

貴方に起きた沢山の
出来事を
距離のせいか
分かち合えてない様な気がして
少し寂しくもある

僕は貴方がSOSを出している所を見たことがない
心配かけないようにしているのか
わからないけど

貴方がとても優しいのを知っている
そんな所に貴女も惹かれたのでしょう

また飲み明かして
互いをねぎらい
励まして笑って
そうして分かち合えたらと願うのさ

境目のない景色
淡く曖昧に目に写る

光は僕には当たらずに
違う所にいつも当たっている

少しかさかさの肌に
僕は手を当てる 手を当てる

触れてきたモノ全てが
ここに宿っている 宿っている

長い月日を経て
少しだけ強くなったんだ

遠くへ
遠くへ

これから僕は何処かへいくみたい
悲しい顔しないで

遠くへ
遠くへ

心配ないさ
いつかどこかで
また会えるから

遠くへ

The Close Of Day

オレンジ色の灯りの下
水が流れて 流れて

ほのかに温かく
身体をさする

一つ二つ失って
涙がほほをつたう

機会を逃したのさ
堪えきれず俯いた

水の音は
涙を誘う事を知った

一つ二つの音が
響き合って
少し惑わせる

一つ二つ失って
涙がほほをつたう

冷めないうちに
明日を迎えよう

Early Afternoon

Endure

I hope you like my songs. Best regards.
#ambient #songwriter #acoustic #guitar #DTM #atmospheric #singer

Shogo Ito

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