葦/Sapience

葦/Sapience

So Far

墓標の側で語った栄誉じゃ温もりは戻らない
当然の摂理さ それを確かめる言葉はもう要らない
 
快哉叫んだあの瞬間に
追憶のその果てで逢えたとして
セピア色の生活に 還るレール
避けて通れやしないのに

一度だけだなんて何度も願ってみせて
それなら 眼前の万象も意味なんてないでしょう
浮世だなんて言って儚んだその後で
今更 変わると思っていない
肺胞満たす後悔 斜陽の中一人きり

病床とアイロニー
恙無い日々 秤にかけた罰だろう

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